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雨隠ギド著「甘々と稲妻」という漫画を全力でオススメレビュー!

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「甘々と稲妻」という作品をご存知でしょうか?

 

『good! アフタヌーン』で連載中の、所謂「食マンガ・グルメマンガ」と呼ばれるジャンルの作品なんですが、僕はこのマンガが大好きです!!

 

アニメ化もされ、既刊も8巻と大分進んでますが、検索してみるとレビューの数があまりにも少ない!?

 

マジかよ!!

 

ホームドラマが好きな人は勿論、特に子持ちの親には絶対に読んでもらいたい作品なので、このレビューで興味が湧いたら是非読んでみてください!

 

確か1話は無料公開されてます。

 

この熱届け!!

 

あらすじ

妻を亡くし、ひとりで娘:つむぎの子育てに奮戦する数学教師・犬塚公平。

料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!!

 

魅力

 

「食」をテーマにしたマンガはたくさんありますが、僕は大きく2つに分けられると思ってます。

ひとつは、出された料理の味を詳細に書くことで読者に伝える方法を取る作品。

もうひとつは、味わうキャラクターのリアクションで魅せる作品。

 

リアクション芸と言えば「ミスター味っ子」や最近だと「食戟のソーマ」が有名どころですが、この「甘々と稲妻」もリアクションで魅せる作品です。

 

で、そのリアクションをとるのはつむぎのみ!

 

正確にはつむぎと、つむぎの食べる姿を見る周りの大人たちの反応で魅せるわけですが、そこに至るまでの経緯がこの物語のポイントになります。

 

というのも、つむぎの父:公平は妻に先立たれるまで家事未経験者。

 

これだけ書くと嫌な父親に思われるかもしれませんが、実家暮らしが長く、また"母がなんでもやっちゃう人"という家庭環境だと一人暮らしなどの環境の変化が無い限りやる機会ありませんよね。

 

しかも今の世の中その「家事」すらお金で解決できる世の中。

掃除はもちろん、洗濯に至っては出張配達してくれるコインランドリーやらもあるご時世です。

その中でも1番金で解決できる分野が「食事」だと思うんですが、妻亡き後、公平とつむぎは大半の食事を外食やコンビニなどの弁当に頼りっきりの生活をしてました。

 

そこから"ある出来事"を機に、公平は一念発起。

つむぎのために、「毎食手作り」を目標に公平が料理を一から学んでいきます。

 

僕も料理は「炒める」くらいしか出来ないし、それを誰かに披露する機会なんて今まで殆ど無かったんですが、そういう人割といませんか?

 

最低限食べられる出来には仕上げられるかもしれませんが、「子供に食べさせるということ」ならではの工夫も必要になってきますよね。

 

具材の大きさ、子供の舌に合わせた味付けなど言い出したらキリがないんですが、そうして出来た一品を一度でも美味しい!と言われたら・・。

 

こうした流れを主軸にして、公平とつむぎが少しずつ成長していく姿が丁寧に描かれています。

 

冒頭にも書きましたが、独身でもアットホームでほっこりした日常系作品が好きな方に。

 

そして、子持ちの親には特にオススメ!!

なにより、子育てのイライラやなんかがこのマンガを読めば消えること間違いなし!

 

恥ずかしながら、僕は感情移入し過ぎて毎話泣いてます。

(そしてそれを見た妻がドン引き)

 

涙活したい人にもオススメなので、是非読んでみてください!